クラシックギターを趣味にする(ある日突然ギターに目覚める)

およそ楽器とは縁がない生活を何十年も続けてきた私。ただ来るときは来るもんだ。ある日突然「楽器を趣味にしよう・・」と思ってしまったのだから、人生ってわからない。

最初はピアノがいいと思ってまず手頃な価格のものから物色を始めた。なぜピアノなのか・・それは幼少の頃たまたま自宅にエレクトーンがあって、鍵盤楽器に馴染みがあったからだと思う。

もうひとつ決定的な理由としては電子ピアノの存在だ。自宅はマンションの一室。当然お隣への騒音問題を考えなければならず、隣に迷惑をかけずに弾ける楽器が良かったのだ。演奏中はヘッドフォンをつけて、あとは打鍵の音(カタカタ音)を気をつければ良い。

そんな折にサイレントギターなるものが存在することを知り、ギターに関心が出てきたことがすべての始まり。正直ピアノよりギターの方が自分にあっている感じがした。

そんなこんなから、ギターも始めることにしたわけだが、本ブログの最初の記事として、ギター選びの経緯について書いていきたい。

ギターの種類を知る

この頃はギターと言えば普通のギター(木製)とエレキギターといった感じの区別しか持っていなかった。

アコースティックだとかフォークだとかクラシックだとか、そんな名前を知ったのは楽器店のギターコーナーの立ち寄ってからだ。

ちなみにアコースティックは「生」という意味?らしいが、要はエレキ(電気的)ではない、木製で木の響きで音を出すギターを一般的にアコースティックギターと呼んでいる。

エレキよりもアコギが好み

アコースティックギターには、弦がスチール製(鉄弦)のギターとナイロン製のギターがあるが、 昔ながらの呼び方で 、前者はフォークギター、後者はガットギターと呼ばれることがある。

現在においては、アコースティックギターと言ったら、スチール弦のフォークギターを指すことが多い。通称「アコギ」っていうのはこれのこと。

クラシックギターもアコースティックギターの一部であるが、現在において世間一般的な呼称として、スチール弦のギターをアコースティックギター、ナイロン弦のギターをクラシックギターと呼んで区別することが多いようだ。

あるある

ギターの専門店なんかでは、スチール弦のギターのことを「アコースティックギター」とか呼んでしまってクラシックギターと区別すると、「クラシックギターもアコースティックギターだ!」って釘を刺されることがあるので注意。

実際に釘を刺されて痛かったことがある釘太でした。ペンネームの由来はこんなところにあった。

自分の興味はアコースティックの方だった。たぶん年齢的にエレキには行きづらかったし、何より木製の製品が好きだったのだ。デザインも木目調を選択する事が多い。

世間知らずで音楽にほどんど縁がなかった当時の私は、押尾コータローさえ知らなかったのだから、今思えばお恥ずかしいところ。

みんなが知っている押尾コータローはアコースティックギターの奏者、クラシックギター奏者で世間一般で知られている有名どころは村治佳織といったところか。

マイギターはクラシックギターを候補に

自分のよく行く場所の近くに島村楽器があったため、ギターを見に行く目的でちょっと寄ってみた。

スチール弦のギターとナイロン弦のギターの違いを店員に尋ねると、およそ次のような答えが返ってきた記憶がある。

演奏したい曲によるけど、スチール弦のギターは主に伴奏で他の楽器と合わせたり弾き語りに使われることが多い。音色はやや金属っぽい響き。

ナイロン弦のギターはソロの曲を演奏するために使われることが多い。音はソフトで柔らかい響き。

弦の種類だけではなく、弦の間隔が違う。ナイロン弦のギターはメロディーの1音1音をハッキリ出しやすくするため弦の間隔が広めにとってある。スチール弦のギターはコードの演奏が多いので、 弦の間隔が狭めになっている。

呼称の統一

本サイトでは、以後スチール弦のギターをアコギ、ナイロン弦のギターをクラシックと呼ぶことにします。

ピント来たのは「ソロの曲を演奏するために」というくだりだ。自分はソロの演奏がいいなって感じた。歌はうまくないので弾き語りってのには抵抗があった。

店員のこの言葉でほぼクラシックギターに心が決まったもんだ。幸いヤマハのサイレントギターにはナイロン弦製品がある。島村楽器にも展示があった。

この日からサイレントギター購入への資金調達とギター教室選びが始まった。

サイレントギター(クラシックタイプ)購入へ

当時ギターは全くの初心者だったので、クラシックギターの専門店などがあることなど全く知らず、ギターの選び方も全くわからない状態だったので、なんの疑問も持たずサイレントギターの購入に至った。

サイレントギターはアンプと一緒に買うのが普通(アンプ持っていない場合)のようで、私の目的からアンプは不要とは思っていたが念のため購入した。新品購入だったので合計7万くらいが飛んだ記憶がある。

箱鳴りしない弦だけの音がなるギターなわけだが、練習という意味ではそれなりに役に立った。ただ後にギター教室のレッスンで普通のギターを弾くようになってから不満が出てくるようになったのだった

最初に買った記念すべき1本(サイレントギター)は売ってしまったのでもう手元にありません。写真くらい撮っておくべきだったと今になって思う。