【初心者向け】クラシックギターの練習曲に飽きたら、映画音楽の練習はいかが?

ギターを習いはじめの初心者にとって、長くギターを続けていくための一つの壁として、「指が痛い・・単調な練習に飽き飽き・・うまくならない・・やめたい・・」を乗り越えることだと思う。

単調な練習だけど、とても大切な基礎練習。プロでも欠かさない基礎練習。でも初心者にはそれなりに辛いことがある基礎練習。

この基礎練習(スケールの場合が多い)が嫌いっていっている人をよく見かける。(私も嫌いだけどね)

これを乗り越えるための私が実践している方法を今回書いてみようと思う。

自分で弾けたら心地よい曲を探す

私はギターを始めたと同時にギター教室へ習いに行きはじめました。まさにギターのギの字から始めたんです。

ギター教室の最初に体験レッスンのときに、講師の方がこんな感じで言われました。

「単調な基礎練習ばかりだと特に初心者の頃は辛くなってしまって、続けることが難しくなるので、この教室ではメロディーを弾きながら練習できる方法をとっています」

意味合い的にはこんな感じでした。基礎練習は必要だけど、無理して頑張らないってところが大事だと思う。

そんな中、教本の練習曲の中でもいくつかメロディー的に好みの曲が見つかります。その好みの練習曲を集中して練習するのがポイント。

ギターの教本に出てくる曲は、ギターの基本が学べるように曲が選定されて並んでいるので、順番に練習するのが本来的には望ましいのですが、どうしても熱が入らない練習曲がある。

そんなとき、その曲は思い切って手を抜きましょう。その課題曲で学べるギターの基礎は、またいつか自分に余裕ができたときにトライすればいい。

まずは弾ける曲を1曲でも作れると楽しくなってくる。それを繰り返すとレパートリーが増えてくる。これが私流の挫折防止作戦です。

やさしい映画音楽にチャレンジ

ギターをやるなら、いつか人前で弾けるようになりたい・・と思うはず。でもギター教本の練習曲で、人に聞かせたいと思うものは少ないよね。

身近にいるギターにあまり馴染みのない人に聞かせる場合、クラシックの難しいギター曲が弾けたとしてもあまり受けが良くないことが多いですね。

そういう人に聞かせて喜んでもらえるとしたら、有名な曲、そう誰でも聞いたことがある曲だと思うんです。

そこでオススメは映画音楽とか多くの人に馴染みのある曲です。初心者向けに編曲された曲なら比較的簡単に弾けるようになったりします。

おすすめの映画音楽向け楽譜

私が購入して良かったと思えるものを紹介しておきます。基本的に曲は初心者向けにアレンジされているものです。(当然本物と比べると質は落ちます)

でも初心者の頃は、やさしくアレンジされている曲でも、弾けると満足感がかなりありますのでオススメしておきます。(ギターを続けるための動機づけに有効ですよ)

弾きたい曲からはじめる! 私のクラシック・ギター

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表紙に掲載されている曲名が書かれています。全曲TAB譜付きなので、5線譜だけだと弾けない人も大丈夫。(って、私のこと?)

曲ごとに難易度が(A~C)で書かれています。初心者はAの曲からですね。Cの曲はかなり難しいです(私はまだトライしていません。ヘボなので)

カヴァティーナは映画ディア・ハンターのテーマ曲です。これはDUOの楽譜になっています。さすがにソロは難しいので初心者向けにDUOに編曲されています。

このDUOのカヴァティーナですが、私と同じギター教室の仲間が昨年発表会で演奏しました。カヴァティーナを弾けるようになることが将来の夢といっていた方です。

将来、ソロでカヴァティーナが弾けることを目標にされています。そのための素敵な一歩を踏み出した感じです。

ちなみに掲載されているアルハンブラ宮殿の思い出は「トレモロなし」のバージョンです。トレモロがないとちょっと違和感があります。この曲は映画音楽ではありませんが、クラシックギターの名曲としてよく知られているものです。

私はこの中では戦場のメリークリスマスがお気に入りです。YouTubeではピアノ演奏がよく見られます。掲載されているギター向け戦メリはソロのアレンジです。初心者向けのですが、CDの模範演奏を聞いていてみると結構イケてる感じです。

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弾きたい曲からはじめる! 私のクラシック・ギター 2

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こちらは続編です。「映画音楽編」となっていて、映画以外のTV放映で流れたものも入っています。

この中で私のオススメは「ムーン・リバー」です。映画『ティファニーで朝食を』の主題歌です。映画を見たことはないのですが、かなり有名な曲ですよね。

私は2018年の発表会のときにこの曲を演奏しています。大好きな曲です。初心者にも比較的弾きやすいアレンジです。

過去の投稿「村治佳織のシネマ」を紹介したときにも書きましたが、注文していたDVDが自宅に届いたのが私がムーンリバーを弾いた発表会の翌日でした。

シネマでは村治佳織がムーンリバー(もっとレベルの高いアレンジ)を弾いています。タイミング的にピッタリだったので、頑張った私へのプレゼントと思っています。

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