ギターを始めると心が決まったら、次はギター選びに心がウキウキしてしまうと思う。ネットでいりいろ眺めて楽しんだりするけど、やっぱり現物が見たいってことで、楽器店に遠征に行くことが楽しみの1つとなる。
モノ選びはいろいろな選択の連続だ。よくあるのは2択に悩むこと。今回は初心者なりに自分が悩んで決断をくだした経緯を書こうと思う。
目 次
初めてのギター選び
ギターを始めようと思い楽器店に足を運んだ。その頃はギターといえば、エレキか普通(アコギ)のギターの2種類があるとの認識でしかなかった。
お目当ては普通のギターの方だ。木製のギターにしようと思っていた。若い世代はエレキでしょうけど、自分の好みと年齢的に普通のギターだなぁ・・と決めていた。
ギターを眺めていると店員から声がかかった。店員との話の中でギター(木製のギター)には、フォークギターとクラシックギターの2種類があることを初めて知った。アコースティックギターの意味もこのとき教わった。それぞれの特徴を聞いて、自分にはクラシックギターが合うかなと思った。
2種類のギターは、それぞれ張っている弦がスチール弦とナイロン弦の違いがあり、「ナイロン弦の方が優しい音がする。ソロで弾く目的ならクラシックギターの方が合う」とのことだった。
直感的にクラシックギターの方が合うなと思った。程なくして方向性は決まった。あとは機種選びだ。
最初のギター(記念すべき?1本目)
いろいろ調べて考えた末、ヤマハのサイレントギター(ナイロン弦モデル)に決めた。
クラシックギターにする・・と言っておきながら、クラギもどきのエレキを最終的に選んだのだ。見た目にもエレキだ。これを人に見せたら間違いなくエレキ買ったんだねって言われる(泣)と思う。
本当は木製ギターが良いのだけど、住居が密集しているマンション住まいで窓は1重、壁もそんなに厚くない。防音は考慮されていない住宅に住んでいたので、周囲への音の問題を最大限考慮してこうなった。
木製のクラシックギター(通常の?)は、習い始めていたヤマハのギター教室で弾くことができる。しばらくそんなギターライフを送っていた。
サイレントギターは共鳴部分の胴体がないので、音はほぼ弦だけの音がする。ヘッドフォンをつければちょっと電子的ではあるが大きな音でも聞ける。弦だけの音と言えど、それなりに音はでるので深夜時間帯は弾くをためらう。深夜は超ソフトタッチで練習していた。
本物?のクラシックギターが欲しい!
月3回のギター教室では本物?のギター(ヤマハの量産品)で練習。家ではヤマハのサイレントギターで練習。しばらくして、サイレントギターに違和感が大きくなってくる。
まずギターを構えた感覚が違う。サイレントギターは厚みが薄すぎる。右腕でギターを抑える感覚がだいぶ違う。エレキ感がたっぷりで違和感ありありだ。
自分が上達したいのはあくまでも純粋なクラシックギターだ。程なくして、ギターを買い直す計画が発動した。同時に夜間演奏の騒音対策の解決法もネットで調べまくっていた。「夜間演奏の騒音対策」については、別途記事を書こうと思う。
再び2択に悩む
おそらく多くの人が1度は経験するだろう2択。表板が「松」か「杉」か。
価格に大きく影響する横裏の素材については、知識はあっても初心者の頃は価格が重要なウェイトをしめるため、金額的に無理をせず「インディアン・ローズウッド」のものを選択することが多いはず。
ハカランダ、マダガスカルのような何十万~何百万もするギターを初心者の買い物として候補に挙げられる人はそうそういない。
店員に松と杉の違いを聞いても初心者の私にはピンとこなかった。音色の感覚として、杉は「ふぉわーん」というやわらかい音が鳴るという意見もいくつか聞いた。
ネットで調べる松は音の遠達性に優れるとか、杉は鳴らしやすい(最初から鳴る)とか書かれていることが多い。
初心者の場合はまだ指しっかりしていないので、鳴らしやすい杉のほうが弾きやすいと説明されることもある。入門者用として推奨されるの小平ギターの安価なモデルは杉なのも納得がいく。
最初のクラシックギター(本物?)
結局最初のクラシックギターは杉のギターを選んだ。楽器店は数店舗回った。入門用としてよく名の知れている「小平」を候補に回ったが、「アランフェスギター」というのも途中で候補に出てきて迷った。決められない・・。
サイレントギター買ったときに資金が尽きていたので予算不足の状態。結局、ネットでB級特価として売られていたヤマハのCG182Cを購入したのだった。
ただこの選択も後に失敗となったのだった。
この失敗は別にギターの性ではない。私のギター浮気性の性だ。どんどん次のものが欲しくなってしまう的な病だ。ムダ買いにムダ買いを重ねて今のギターに至った経緯は次回の投稿に残しておこうと思う。