クラシックギターを始めたキッカケ(衝撃的な出来事!?)

前回の投稿「クラシックギターを趣味にする(ある日突然ギターに目覚める)」でクラシックギターを始めた頃のあれこれを書いてみたが、突然ギターを始めようと思ったにはキッカケがあるわけで、今回はそれについて書いてみようと思う。

楽器が弾ける知り合いたちの存在

中学生時代

元々楽器の演奏についてはガキの頃から憧れがあった。中学生の時、音楽の授業が始まる前の休み中の時間に同級生(男)の2人が音楽室のピアノを弾いて楽しんでいた。

弾いていた曲は別にピアノ用の曲とかではなく、当時流行っていたYMOの曲が中心で、「ライティーン」「テクノポリス」をはじめとした当時(うん十年前だが)大人気だった曲だった。

当時YMOにハマっていた自分としては羨ましい限りだった。Walkman(懐かしい響き)にはYMOの曲が入ったカセットテープ(当時はテープが主流だった)がスタンバイされていて、暇なときに聴いていたのだ。「自分で弾けたらな~」と何度思ったことか。

ただ憧れだけで楽器の練習とかしなかったし本気になれなかった。今思えば「この時楽器を始めていれば」という思いが大きい。何故なら年をとってしまった今では上達にかなり苦労しているからだ。

社会人になってから

友人の結婚式の披露宴で相手方(花婿)がピアノの演奏をやったのだ。さすが元音大生。演奏も素晴らしく、「将来、ピアノが弾ける嫁がほしい(笑)」と思ったものだ。

この日を境に突然「ピアノが弾けるようになるぞ」と思い、とりあえずカシオのキーボードを4万くらいで購入した。プリセットの曲を流すと、曲に合わせてキーボードの鍵盤に赤いランプが点り、そこを弾いていくという練習法だ。

片手だけならなんとかなるが、両手になると全く弾けない。片手ずつ練習するのはやはりナンセンスなのか?ちゃんと習ったことがないので練習の仕方も自己流だ。まぁ弾けなくて当たり前なのかも。

友人と弟もギターが弾ける

ここからようやくギターのお話。大学時代の同僚はギター(アコギの方)が弾けるようで、目の前で弾き語りっぽいものを披露してくれた。当時、ギターのチューニングは音叉を使っていた記憶がある。30年位前の話だ。

当時チューナーがあったかどうかは知らない。音叉を叩いて鳴らし、それをくわえて(歯で挟んで)音を聞いていた。今で言う骨伝導の原理ですね。今ではこれやる人少ないと思う。ちなみに私はできません。(やろうという気が起きない)

そうそう、弟も若い頃アコギをやっていた時期がある。弟の友達とグループを作って活動していたようだ。格好いいグループ名もつけていた。弟はボーカル担当だったみたい。

アコギは長渕剛の曲(曲名忘れた)を弾いて録音して、自宅の留守電のメロディーにしていたようだ。※そのギター(MORRIS)は現在家の飾りとなっているようだ。

そしてあの日が来た(衝撃的!?なできごと)

それはあの夏の日のことだった・・・。

失恋を再び経験したのだった。もう何度目かわからない。

このとき思ったのだ。

俺は変わる!!それしかない!・・と

自分が変わるためには、今までやって来なかったこと(経験していないこと)にチャレンジすることだ・・・と。

自己啓発やスピリチュアル系の本によく見かける内容で、「これまでと違ったことをやってみる(違ったものを選択してみる)」というのがある。

また「終わらせる」というのもある。この終わらせるというのは、「ダラダラと続いている悪しき習慣を終わらせる」という意味と、「やってみたいとの気持ちがあるけど、長らく逃げてやらずにいたこと」つまりやらないことを終わらせる(やるということ)という意味もある。

自己啓発やスピリチュアル系に興味を持っていた私の中に、過去に呼んだ本の記憶が蘇ってきたのだ。

まずはここから始めよう・・・、と思ったのだ。

ピアノ、そしてギターへチャレンジ

元来欲張りな私は、ピアノとギターの両方に同時に手を出したのだ。この2つの楽器は、ソロ演奏でも伴奏でもこなせる、っていうところが気に入っていた。元々一人でいることが好きな性格だったので、ソロが成立するのはありがたいのだ。

今回は本気だったので教室に通うことにした。電子ピアノは島村楽器のピアノサロンに、ギターはヤマハの大人の音楽教室だ。最初の楽器はともに島村楽器で買った。自分のよく行く場所に島村楽器があったからだ。

同時に習い始めたピアノとギターであったが、ピアノは半年ほどで練習がつらくなってきた。練習に身が入らないのだ。だだの憧れだけで何かを始めるとこんな感じで飽きっぽくなる。

ギターの方がずっと楽しく、練習もギターばっかり。当然ピアノは上達しない。残念だったが電子ピアノは止めた。

最後に、懐かしい思い出の電子ピアノの写真を貼っておきます。この電子ピアノはコルグのLP380 73 (通常のLP380の73鍵盤モデル)で、73鍵盤モデルは既に生産中止になっています。

写真はコルグの「LP380 73」 当時なんの曲にトライしていたかわかるね

私の最初の電子ピアノは同じコルグのLP380 通常版でした。後から購入したヤマハの防音室に入らないので、小さい73鍵盤のものに買い換えています。残念なことに写真の電子ピアノはもうありません。