「安物買いの銭失い」とはよくいったもんだ。私はコレをよくやってしまうんです。買ったものが本当に安いものならまだいいけど、ギターは安いものでも数万する。これ洒落にならない。
その洒落にならないことを初心者の頃(今でも初心者と思っているが)やってしまって経済的に結構悩んだもんだ。
今回はそのことを書きます。※同じような間違いを他の人がしないように、あえて私の失敗を公開しようと思う。
目 次
安物ギターコレクター化していた頃
前回の投稿でサイレントギターそして杉のクラシックギター(CG-182C)を買ったと書いた。これでしばらくは落ち着くはずだったのだが、色んなことに興味を持ちだし更に安めのギターを買ったり売ったりの無駄遣いを短期間で繰り返していた。
鳴らないギターが欲しい!?
実に不思議なことをいうと思われるがこれはホントである。普通のギターでサイレントギター並にならないギターがほしいと思ったわけだ。
この頃の毎日の練習は基本サイレントギターで、土日の日中はCG-182Cを優しく弾いてみるといった感じだった。そんな時に、とあるブログで夜間練習専用の安いギター購入というの記事が目に入った。
安くても鳴るギターに興味があったが、夜間練習用としてなら、鳴らないギターは役に立つと思い立った。「超安物ギターなら鳴らないかな?」とか思い、ヤマハの量産型最下位モデルを衝動買いした・・・
が、いくら鳴りが悪いとはいえ、近所迷惑になる十分な音量はでる。買った瞬間に後悔した。そしてそのギターは実験用ギターへ早変わりした。
(実験用とは、いろいろ弄り回して、ギターメンテナンスの練習にでもと思ったのだ)
最下位モデルとなるとギターで使用されるパーツもそれなりのものが使われている。このギターのペグは銀色の安いものであった。ある程度上位になるとペグは金色のものにUPグレートされていく。
ペグを金色のやつに交換したくなった。ギターの改造?に初トライだ。ネットで取り寄せた金色で安いペグに無事取り替え完了。一応自己満足した(←あほ)
弦長が短いギターを試したい!
次なる欲望はコレだ!
ギター始めたての頃に経験しそうなこと・・それは指が開かないので引きたい曲が弾けないことに対する悩みだ。
禁じられた遊びの最初の部分で1弦11Fを小指で押さえるところがある。これがどうしても押さえれない。指はギリギリ届くけど力がはいらない。「自分に禁じられた遊びは一生引けないかも・・」と挫折しかけた。 (←あほ)
そこで血迷って「弦長の短い(ショートスケール)のギターにすれば良い!」と安易な考えのものとヤフオクで探し始めた。そうヤフオクに手を出したのだ。
アントニオ・サンチェスの630mmが6万程度で落札できることに気が付き、落札した。はじめてのヤフオクギター購入であった。
早速 アントニオ・サンチェスの630mm で禁じられた遊びにトライするが、多少弾きやすくなったと感じたくらいで、なんか納得いかない。(そもそもギターのせいにすることが間違っているのだが)
結局 アントニオ・サンチェス は売りに出した。2万くらいの買取価格だった記憶がある。まったくお金の無駄遣いだ。
そろそろ落ち着きたい・・・
さすがに自分が 「安物買いの銭失い」になっていることに気がついていた。当面買い換えなくて良いレベルのそこそこのギターを買おうと決心した。
その頃にはある程度ギターの音量問題(夜間練習用)の解決方法に目処がたっていたため、鳴りがよく弾きやすいギターでかつ手頃な価格のものというのが新しい条件だ。
次に買ったのは ARANJUEZ 720
表板はあの桜井正毅さん作成で、その他の部位はタカミネが製作するギターだ。中級者位までなら問題なしと言われていた。
まだ実力的に初級であったためこれで十分、この先何年かこれで行こうと決めた。これまでに購入したギターは全て売って資金を調達した。
- ARANJUEZ 720 松 2013(ヤフオクで落札)
- ARANJUEZ 720 杉 2014(ギター屋でB級特価購入)
飽きもせず、またもや格安でギター購入を踏み切った。このギターはとても良く鳴った。低音弦とかはヤマハCG182Cの比ではない。
ヤマハのCG182Cの6弦が「ボーン」という感じに低音とすれば、これは「どーん」といった感じの低音。腹に響く感じがする。鳴りに関しては満足した。
ARANJUEZ 720は約2年使った。過去のギターコレクター時代と比べれば自分にしては長く使ったほうだ。弦高調整に出したのもこのギターが始めてだった。
このあとに桜井パリコンの購入となり一段落。 桜井パリコンは今でも愛用している。
マイギターに愛称をつける
ネットの書き込みで、お気に入りのものに愛称をつけるというのを見かけた。思いつきで愛称をつけてみた。(何故か外国名・・・国産なのに)
- ARANJUEZ 720 松 2013(ガリレオ)
- ARANJUEZ 720 杉 2014(アルテミス)
愛称をつけると確かに愛着が沸くね。この後に買ったギターにも愛称をつけている。欲しいギターの場合、買う前から愛称を考えたりする。国産ギターには基本国産っぽい名前を与えることにしているが、上記2台だけは例外。