購入したヤマハ防音室の内部写真です。左側に吸音パネル、右側上部に換気扇があります。この設置パターンは換気扇メインの部分を室内側に置いたパターン。
メーカーのサンプルでは換気扇は防音室の外側に付けるようなっています。室内に入ったときの圧迫感を減らすため、基本構成では外側のようです。
私も最初はサンプルに従って外側に付けてもらっていましたが、使用している内に換気扇ON/OFFの手間の関係で室内側が良いとわかり、後から業者に変更してもらっています。(その分余計な費用は発生しました)
目 次
防音室オプションについて
なんでもそうだが、オプション製品をつけるとお値段がどんどん高くなってしまうのが残念なところ。これも商売なんだろうね。オプション無しでは少々残念な仕様になってしまう。
メーカーサンプルの仕様なんかオプションつけまくりで、同じような見た目や使いやすさを得ようとするとバカ高くなってしまう。
最安で行くならオプション無しで我慢するところだが、なんと必須のものなのにオプション扱いになっているものがあったりしてビックリだったことも。
必須のオプション
絶対必要なのにオプション扱いになっているものが1点だけあります。「なんでこれオプションなの?」って販売員に聞き直したくらいです。
防音室内LED照明
これ絶対必要だろうって誰でも思うはず。基本防音室は厚い壁に囲まれていて基本窓なんてものはない。室内照明は必須です、でもオプションなんです。
一応、出入りする扉には縦長の細いガラス窓があるにはあるが気休め程度。窓を増やしたい場合はこれもオプションで用意されている。
防音室内LED照明、YAMAHA純正は買わないこと
販売店の担当さんは良心的というか、ヤマハ純正オプションのLED照明は高いので別途電気店で購入してつけたほうが良いとアドバイスいただいた。ほどんどのお客さんはそうするらしい。
もし販売店の方の気が利かなくて、アドバイスがなかったら(純正買わされそうになったら)、このことを思い出してください。
個人的につけたいオプション
なるべくオプションにお金をかけたくなかったのですが、どうしても欲しいオプションが1つだけありました。追加の窓です。通常は出入り扉についているガラス窓1枚だけです。細くて見通しはよくありません。
防音室の中から外の室内側をどうしても確認したい理由があり、追加窓のオプションをつけました。
外が見えるのって多少精神的に楽な感じがします。まず圧迫感が減ります。外が見えるってのは不思議な安心感があります。
追加窓オプションは「FIX窓」と呼ばれています。確か8万円追加でかかります。(これ付けただけで8万も飛ぶって、どういうこと?)
ガラス窓が増えると気分が晴れます。私は防音室内から防音室外のランプ(来客時点灯)をここから覗いて見たりします。ガラス窓部分でやや防音効果が落ちそうですが、それほど問題ではありません。
無くてもいいけどあったら便利かも
使う楽器によってオプションの必要性が変わるので一概に言えませんが、楽器がギターの場合は、以下のオプションはいらないかも・・
音場パネル(追加用)
防音室内の音響を調整するパネルです。防音室の大きさにより標準設置の枚数が決まっていますが、購入者の希望で追加設置することができます。
私の1.2畳タイプは追加スペースがなく、標準の枚数のままです。
※主に大きい防音室のためにあります。
天井音場パネル(追加用)
天井で跳ね返る音を吸音するためのパネルのようです。防音室内エコーのかかり具合が気になる場合に調整のために設置するようです。
私の1.2畳タイプは標準では付いていませんが、特に必要ない感じです。(希望すれば2枚ほど設置できるようです)
高剛性床パネル(床下防音用)
2畳以上のサイズの防音室用です。これはピアノ設置のためと思って間違いないと思います。床の補強と床下への防音対策用です。
ピアノのように床に楽器が直接触れる楽器は、音の振動がそのまま床に伝わってしまうため、防音に一番苦労する部分と思います。
よく話に聞くのは、隣接(左右)の部屋には音は漏れないけど、階下には漏れてしまうというケースがあります。
空気層が防音の役割を果たすので、空間ができる隣接対策はOKでも、床に密着しているところでの防音が難しいといったところです。
※1階に住んでいる人(地下に部屋がない場合)は心配いらないですね。
その他の設備について
防音室内エアコン
オプションではないですが、希望があればつけることができますということらしいです。ただし防音室のサイズが1.2畳以上からです。
これは非常に悩ましい問題です。夏のことを考えるとエアコン必須とか思いませんか? 密閉された室内は室温が上がるの間違いなしだし。
私も最初はエアコン必須と思い、お店の違う複数の店員になんどか確認しています。あるお店では必要、あるお店では不要と意見がわかれています。
散々検討した結果、エアコンは付けないことにしました。以下に理由を書きます。
まずエアコンですから室外機が必須です。エアコンと室外機をつなぐ配管をどうするかが問題で、既に室内(防音室の外の室内)に別のエアコンがある場合は既存の配管は塞がっています。
そのため防音室に設置するエアコン用の配管を室外に通す大きな穴が 別途必要ですが、流石に新たに壁に穴を開けるわけにはいきません。
既存のエアコンの配管を併用できればよいのですが、防音室と既存のエアコンとの位置関係などで併用不可能だったりします。
その他の手段として、室内の窓際にパネルを挟みそこから配管を外に出す方法がありますが、かなり強引な感じです。
いずれにせよ室外機2つの設置は小さなマンションでは難しく、バルコニーに2台室外機が設置できない場合も考えられます。(防災上の問題とかにも関係ある)